無能だった僕が半年で動画配信基盤のエンジニアに転職した実体験
・IT企業へ転職したいけど自信が無い
・エンジニアに転職したいけど何から手を付けたら良いのかわからない
このような方へ向けた記事になっております。
『IT企業に転職したいけどキャリアマッチしていないから自信がない』
『技術を学びたいけど情報が多くて何から始めれば良いのかかわからない』
これ、いずれも僕が経験したことです。
25歳の頃キャリアアップのためインフラエンジニアへ転職を考えるも、自信が無く、前へ進めず将来が不安な時期がありました。
今の状況が続くのは良くないけど、自信が無いから踏み出せないという状態です。
今回は、無能だった僕が半年間で動画配信基盤のエンジニアに転職した実体験をご紹介します。
経験を通し確かに言えることは、抱えている不安を解消するには行動し、少しでも前へ進むことです。
新しいことにチャレンジしようとしてる方の参考になったら嬉しいです。
STEP1 進む道を考える
・転職先は将来性や独立性の高さを意識する
はじめに、自分のキャリアを交え進む道を考えました。
進むに当たって考慮したのは下の三つです。
将来も雇用需要はあるか
ストレス無く長く働けるか
将来的に副業やフリーランスなど個人で仕事できるか
考えた結果、僕の場合は『インフラエンジニア』でした。
当時、プログラムエンジニアをしていたので職種・業種として方向性が同じで、キャリアアップにもなるというのが理由です。
しかし、インフラエンジニアと言っても様々な種類が存在します。
代表的なものだと「サーバーエンジニア」、「ネットワークエンジニア」、「データベースエンジニア」です。
3つの中でもプログラムと相性が良いサーバーエンジニアを目標としました。
STEP2 インフラエンジニアへの一歩
・未経験はスキルアピールし辛いため資格を取る
未経験者でもプログラムは作品提出することでスキルアピールできたのですが、インフラは性質上それが難しいのが難点でした。
そのため僕は、「CCNA」という資格を取得しインフラ知識を形で証明することを目指しました。
CCNAは、アメリカの世界最大手の通信機器メーカー「Cisco」が実施するサーバーやネットワーク技能を認定する試験です。
取得することで、ネットワークとサーバーに関するハードウェアと、技術知識があることを証明できます。
CCNAの受験に関してですが、1科で受ける方法と、2科に分けて受ける方法の2つから選べます。
世界に通用する資格として信頼性が高く、新卒研修の一環として取得させる企業も存在します。
僕のインフラエンジニアへの一歩は、
CCNAを通してサーバーとネットワークを学び、資格取得することを目指すところから始まりました。
STEP3 CCNAの学習【インフラ基礎を学ぶ】
・学習法は『独学』と『専門スクールに通う』の2択
・情報をインプットし易くするためにインフラ基礎を学ぶ
CCNAは、浅く広いインフラ知識と、ハードウェア操作の実技が問われます。
ざっくりあげると下記です。
ルーターやスイッチ、サーバーなどハードウェアに関する知識
ネットワーク知識(ルーティング、TCP/IP)
サーバー知識(OS、IPアドレス、ポート)
学習法としては独学と専門スクールに通う2択があります。
周りでCCNAを取得した人は全員独学でしたが、企業の新卒研修では専門スクールに通って取得する方も多いようです。
このスクールのHP曰く、平均2ヶ月でCCNA取得と就職まで可能だそうで、独学と比べだいぶ早いです。
僕が選んだのは独学でした。
しかし、インフラ知識が全く無い僕は、始めに基礎を学ぶため下記の参考書を読み込みました。
内容としてはインフラの基礎が詰まっているのですが、図と絵が多いのでエンジニア以外の方も抵抗無く入れるかと思います。
本題のように1週間で学べることはなく、全てを完全に理解するのに1ヶ月かかりましたが、
読み終わった頃には基礎が身につき、次に行う過去問対策へスムーズに入れるようになっていました。
STEP3 CCNAの学習【過去問を繰り返す】
・問題傾向と形式は毎年ほぼ同じ
・記憶との戦いになるので過去問を繰り返すのが効果的
・過去問対策はPing-tだけでOK
CCNAの問題傾向・形式は毎年ほぼ同じと言われており、基礎を学んだ後はひたすら過去問を解いて情報をインプットするの繰り返すのが効果的です。
過去問対策は Ping-t と クラムメディア を使いましたが、
クラムメディアは1日で辞めたので、過去問対策はPingt-tだけで行いました。
Ping-tは、前半試験分を無料で利用できますが、後半試験分はお金がかかります。
無料で前半試験分を学べるので、無事に合格できたら後半試験分を課金するという流れです。
勉強する時は、記憶との戦いになるので紙に単語を書き連ねたり、単語帳を作って隙間時間に読むことが効果的でした。
過去問対策に要した時間は、前半試験分に2ヶ月、後半試験に1ヶ月半です。
STEP4 CCNAの受験
・1度回答した問題には戻れない
・わからない問題は飛ばす
・合否は試験終了後すぐに出る
CCNAは ピアソンVUE で申し込みます。
日時を指定し、受験費を振り込んだら後は現地で受験するだけです。
合格ラインを公表していますが配点は公表していないため、わからない問題があったら適当に回答して次に進むことが大切です。
問題は全て4択形式なので、勉強していれば選択肢をある程度絞れるので適当に回答してもワンチャン当たります。
試験結果は終了後に即出ます。
試験料は1科目だと¥39,000、2科目だとそれぞれ¥19,800です。
費用は高いので、すぐに結果が出るのでメンタル的に楽です。笑
合格したらこのような証書が送られてきますので、転職活動する際にはこの証書のコピーを提出します。
資格の有効期限は3年となっているのは、技術のアップデートやトレンドが変化することを考慮しての期限だそうです。
僕は取得後に転職し、更新しなかったので失効しました。笑
STEP5 転職活動
・転職サポートはリクルートエージェントがおすすめ
・職務経歴書の添削や、年収交渉など細かい調整はリクルートエージェントが行ってくれる
CCNAに合格したら残るは転職活動です。
資格の有効期限は3年なので、転職する場合は失効するまでに行いましょう。
転職が久しぶりで、1人やりきる自信が無かった僕は1人リクルートエージェントを利用しました。
会員登録した翌日、ITエンジニア転職専門の担当者から連絡があり週末に顔合わせ。
履歴書と職務経歴書を提出し、その翌週から企業への応募がスタート。
慣れていない職務経歴書の添削や、年収交渉、入社時期の調整など面接以外のことを全て行ってくれたのでとても助かりました。
リクルートエージェントに登録してから転職先が決まるまでにかかった期間はおよそ1ヶ月。
2〜3ヶ月を見積もっていましたが、担当者さんのおかげでスムーズに進み、満足いく条件で転職先が決まりました。
まとめ 無能だった僕が半年で動画配信基盤のエンジニアに転職した実体験
・未経験業種への転職は資格を持っていると強い
・知識ゼロでも努力すればなんとかなる
いかがでしたでしょうか?
長くなってしまいましたが、以上が「知識ゼロだった僕が半年で動画配信基盤のインフラエンジニアに転職した方法」です。
CCNAの勉強を始めた頃はわからないことばかりでしんどく、何度も諦めかけました。
ただそれは当然のことで0から1を作り出すのは苦労します。
しかし、それを成し遂げた時に大きな自信と変わりました。
僕にとって今回の転職は、お金やキャリアよりも自分に自信が付いたことが大きな成果物です。
新しいことへのチャレンジや、失敗することに恐れなくなる気概を得られました。
才能の無い僕にもできたことなので、踏み出そうとしている方だったら大丈夫です。
是非チャレンジしてみてください!
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。